「映像の世紀バタフライエフェクト」の全エピソードを筆者の独断と偏見でランク付けしてみました。
Tier表
S: 傑作。まずはこれを見るべし。
A: とても面白い。これまでのシリーズでなかった視点が多く興味深い。
B: 面白い。これまでのシリーズでなかった視点もあるがAには及ばない。
C: 普通。内容のインパクトがそこまで大きくないように感じる。
D: いまいち。過去の焼きまわし感が強い。
Tier S
・映像プロパガンダ戦 嘘(うそ)と嘘(うそ)の激突
個人的に一番好きな回。
・ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー
これは異論ないでしょう。正にバタフライエフェクトという内容でどれから見るか悩んでいる人にはまずこれをおすすめしたい。
これも異論ないでしょう。冒頭部からの伏線回収が秀逸で感動します。
一般的な面白さでいうと先のヴェルヴェットとこの回が頭一つ抜けています。
Tier A
・モハメド・アリ 勇気の連鎖
人種差別系は過去作の焼きまわしになることが多いですが今作はモハメドアリを軸とした新たな視点で面白かったです。
・零戦 その後の敗者の戦い
僕自身が工学系だからというのもありますが、技術を持っていれば食いっぱぐれないのだなぁというのを強く感じました。
・宇宙への挑戦 夢と悪夢 天才たちの頭脳戦
これまでの映像の世紀にありそうでなかった宇宙フォーカスの回、宇宙好きは必見。こういうのとかアインシュタイン回、メルケル回を見ると「ドイツ人天才じゃね?」と若干ナチ思想に走ってしまう。
・太平洋戦争 言葉で戦った男たち
予告段階であまり面白そうじゃないと感じたが予想以上に面白かった。最後の再開のシーンが泣ける。
・我が心のテレサ・テン
名前を聞いたことしかなかったがこれを見てすげえ人だなってなった。毛沢東が隠れて聞いてたってエピソードがすこ。
・ブルース・リー 友よ 水になれ
ブルース・リーがとにかくかっこいい。こういう一人の人物にフォーカスした回は当たり回が多いように思う。
Tier B
・大恐慌 欲望と破滅の1929年
1920s, 30sのアメリカってワチャワチャしてて個人的にすごい好きです。作中でジョセフ・ケネディは若干悪者っぽく描写されていますが僕は彼のように敏く生きたいなあと思いました。
ヒトラーは大分焼きまわし感が強いですがチャップリンパートは面白いです。無声映画見たくなります。
ゴルバチョフのキャラがいいですね。資本主義サイドから見ると超有能なんですがロシア国民から見るとどうなんですかね。
・大統領が恐れたFBI長官
FBIというよりかはフーバーという人物に主にスポットが当たる。社会主義しかり権力が一人に集中すると良くないなあと思わせられる。
・ナチハンター 忘却との闘い
ナチのユダヤ迫害の後にフォーカスした作品。今まで散々やってきたナチ回だが今回は新しい視点で面白い。
・中国 女たちの愛と野望
女がゲスイのかゲスイ女だから上まで登ってこれたのかどっちなんでしょうねえ。中国回でいつも思うのが、言論自由化→文革→江青死刑の流れ手のひらクルックル過ぎんかってことです。