一昔前の男子生徒は意中の娘の連絡先を聞き出すのに四苦八苦していたらしいですが今となってはクラスライン経由で簡単に友達追加できる、凄い時代になりましたね。
それにしてもクラスラインって便利ですよね。クラスメイトと直接連絡先を交換しなくても情報共有ができるという点が僕はとても気に入っています。距離を近づけすぎたくないが遠すぎるのも嫌という現在の若者のニーズによくマッチしてますよね。
しかし、この「近すぎず遠すぎない」人間関係というのは最近になってはじめて生じたのかもしれません。元来日本人はウチとソト（とヨソ）を明確に分けてきました。直接的な交流が頻繁にあればウチ、そうでなければソトという感じで。しかしインターネット等の普及で直接的な交流がなくともある程度密接な関係が築けるようになった今、この区別が曖昧になっているのだと思います。
ウチの関係にはウチ、ヨソの関係にはヨソの利点がそれぞれあり「近すぎず遠すぎない」関係で両者のいいとこ取りができると最高なんですが、両者の悪いとこ取りをしてしまう可能性も孕んでいるのがネットの怖いところです。
