受験の古文読解において、最も重要な事項のひとつは主語の判別です。
誰が「」のセリフを言っているのか解らなくなり、物語の内容が全く掴めなくなった経験を持つ人は多いと思います。
これを逆に言うと、セリフを話しているのが誰かさえ分かれば語句知識などが足りていなくてもある程度古文を読み進めることはできるということです。
よく学校で教えてもらう主語の判別方法として、敬語がついているか否かというのがありますが、この方法だけでは敬語がついている人が二人以上になると対応しきれなくなります。
そこで今回は古文で主語が入れ替わる箇所をほぼ機械的に見つける方法を紹介します。
を に ば ど ども が
主語の変わり目を見つけるためのキーワードは「をにばどどもが」です。
どういうことかというと、
「を」「に」「ば」「ど」「ども」「が」
この6種類の助詞が動詞の後に出てきた場合、約60%の確率で主語が変わります。
古文が苦手な皆さんは、この6種の助詞が出てきたらその箇所に機械的にチェックマークを入れてみましょう。
そうするだけで、どの箇所で主語が変わっているのか明確になります。
主語の変わり目さえ分かれば、主語の決定は容易です。
大体主語決定は二択で迷うことが多いので、主語の変わり目の後はそれまで主語じゃなかった側の人が主語になるというわけです。
とにかく、やることはただ一つ。
「を」「に」「ば」「ど」「ども」「が」を見つけたらチェックマーク!!
これを徹底しましょう。
それではまた〜