平日昼間の本屋は哲学本や人生論のコーナーの人口密度が妙に高いのですが、そういう悩みを持つ人だからこそ真っ昼間から本屋なんぞで手持ち無沙汰にしているのだナアと逆説的な理解もできることが分かりました。
まあ僕もその人口密度向上に貢献していたわけですが。
ところで、この手の本にはよく「他人の意見や常識を鵜呑みにするな」と書かれていますが、もしその意見を鵜呑みにしなかったら「他人の意見は鵜呑みにしても良い」ということになります。
他にも屁理屈は沢山ありまして。
「物事に固執してはいけない」という考えに固執してしまったり。
「私には自己顕示欲が無い」と顕示している時点で自己顕示欲が見え隠れしていたり。
「他人に自分の価値観を押し付けてはいけない」という主張が価値観の押しつけになりかねなかったり。
だからなんやねんと言われると、何でもないんですが。