だるいですよね。
ダルい。
だるい。
ダルい。
そこはかとなくだるいし、そこはかとあってもだるい、という感じです。
そういや英単語にdullって言葉がありましたね。あれは「退屈」という意味でしたっけ?
別に退屈なのはいいんですよ。むしろ好きなくらいです。
大体の人は「退屈」を「楽しい」の対義語として使う傾向にあるみたいですが、個人的な感覚としては「退屈」の対義語は「忙しい」であり「楽しい」はむしろ類義語なんじゃないかと思うほどです。
楽しくないですか、退屈って?僕は、倦怠感に身体を支配されているあの感覚がたまらなく心地よかったりします。
思うに、動物って本質的に「退屈」な生き物なんですよ。
犬はテレビ見ないし、金魚は旅行しないし、ハトは一日中飛んだり歩いたりを繰り返してるだけです。
我々が言うところの「退屈」が彼らにとってはデフォルトなんでしょう。
「猫になりたい」とか「鳥になりたい」とか「味噌汁になりたい」みたいに、人間以外へ生まれ変わることを望む人が増えてるようで、火の鳥も忙しいったらありゃしないんでしょうが、これはある側面から見ると「退屈」を望んでいることになるかもしれません。
果たしてこの「退屈」が動物にとって「楽しい」ものなのかどうかは知りませんけど、少なくとも「楽」なものであるのは間違いないと思うんです。
動物って凄く生きてて楽そうですよね。
「楽」の対義語を「だるい」とするなら、
動物はだるくなさそう
ということになります。
だるくない、というよりかは「だるい」という感情をそもそも持ち合わせていない、の方が正しいかもしれません。
「だるい」っていうのは人が仕事なり勉強なり、自分のしたくないことをする際に生じるものであり、対して動物はわざわざ自分のしたくないことなんてしませんもんね。
人間は創意工夫が得意な得意な生き物らしく、こういうしたくないことに「努力」とか「義務」とか「奉仕」とかいう言霊を与え、「だるい」を正当化することに成功しています。
「なんでこんなだるいことやらなきゃ駄目なんだ」
と思うことはあっても
「なんで『だるい』なんて感情が存在するんだ」
とは思いませんからね。
いや本当に言葉って便利なものです。
切れ味が鋭すぎる包丁みたいですね。
僕「切れ味、包丁…フッ決まっt」
「うるせええええ!!!自己陶酔ポエム書いてる暇があったら勉強せんかあああああいいいい!!!!」
たわば。