今日もやる気が出ないんだァ

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理系学生の自己満足ブログ

アニメ、日常系と2期しか見れない症候群

 

今期(2021年春)のアニメも最終話に入ってきてますね。皆さん何を見てましたか?

僕はゾンサガしか見てなかったです。中学生のときなんかは漁るようにアニメを見ていた気がするんですが、年齢が上がるにつれどんどん見る数が減ってきましたね。

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こういった傾向は僕だけでなく「元アニメ好き」の若者を中心に蔓延している気がします。どうもアニメを見ることに対しても気力がいるようで、元々見てたアニメか惰性で見れる日常系くらいしか見る気が起こらなくなるわけです。

 

最近の娯楽の主流となりつつあるYouTube等動画投稿サイトの動画は10分前後の短時間に刺激的、射幸的な内容が濃密に詰め込まれた言わば「キツめのドラッグ」みたいなものだと思います。そうしたキツめのドラッグに慣れてしまうと12話かけてストーリーを追うような「薄味」のアニメ作品では物足りなくなり、また3,4か月継続して見る集中力も失せるわけです。

 

まあ僕が中学生の時もニコニコ動画など動画投稿サイトはそこそこメジャーでしたし実際僕もハマってましたが、今のYouTube等と比べると薄味だったように思います。凝った編集の動画は殆どなく、稚拙な素人の動画やMADをコメントで補いながら楽しむというもので、ある程度画面に集中してる必要があったのです。しかし最近のインターネットの動画はテロップどーーん、効果音どーーん、テンポさくさく~~といった感じで脳死でも楽しめるようになってます。

 

ゲームなんかに関してもこれと似たようなことが起きてますよね。コンシューマ機のような長い時間かけてストーリーを進めるというよりかは、スマホで気軽に短時間で惰性で遊べ、ガチャや派手な演出で射幸心や煽る、「キツめのドラッグ」みたいなゲームが「薄味」のゲームを駆逐しています。

 

しかしこのキツめのドラッグみたいな娯楽はやってるときは楽しいんですが、後になって冷静に振り返ると何の達成感もなく脱力感や喪失感に襲われることがあります。まあこのへんも本物のドラッグと似ているわけですね。

薄味の生活に戻ろうとしても一度キツいのを経験するとなかなか戻れないのが辛いところです。