絶対的評価軸を自分の中に持っている人は人間として強い、というのがこれまで僕が生きてきて学んだ収穫の1つです。
どうも最近、自分よりも恵まれた立場にいる人間を妬み精神的に自滅することが多い気がします。
現役で一流大学に受かった友人とか、推薦で医学部に行った友人とか、高校からのエスカレーターで大学生活を謳歌する友人とか……
とはいえ別に僕が不幸というわけでもなく、実際僕よりも大変な境遇の人もたくさん知っています。
家庭トラブルで中学校を転校した幼馴染とか、一流私立中学で引きこもりになった友人とか、心臓病で死んだ小学校の友人とか……
そもそも衣食住が保証されている時点でこれまでの人類よりも圧倒的に裕福な生活をしているはずなのに、どうしても隣のバラは赤いというか、僕は自分より「上」の人との比較を本能的にしてしまうようです。
とかいって自分よりも「下」の人間にマウントをとったところで、表面的な優越感の後に虚しさと自己嫌悪が生まれるだけです。
いやまあ、その優越感が気持ちいいのは間違いないのですが。
昔から言われてることではありますが、結局「ヨソはヨソ、ウチはウチ」のモットーで突き進んでいける、ある意味「傍若無人」な人が人間として成熟しているんでしょうね。
「そもそもヨソを知らなければよい」みたいな考えもありますが、それはそれでつまらないのでねえ。